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【佐世保市】10月11日より「針尾送信所電信室」の一般公開が始まりました!

針尾島にある国重要文化財である「旧佐世保無線電信所(針尾送信所)」の施設は、日本周辺の通信施設の基幹施設として旧海軍が大正7年に着工し同11年に完成しました。

針尾送信所は、国内最初期のコンクリート建造物であるとともに、国内で唯一現存する長波通信施設です。

この度、佐世保市は、無線塔に信号を送る「電信室」の一部の補強工事を終え、11日から一般公開を始め、10日には先行して市が主催するツアーの参加者に公開されました。

是非この機会に見学してはみませんか?

 

旧佐世保無線電信所は、佐世保市南部の針尾島に所在する海軍が建設した長波無線通信施設で大正11年に竣工しました。三基の無線塔を一辺300mの正三角形の頂点に配置し、その中心に通信局舎である電信室を配置しています。設計は佐世保鎮守府建築科により、工事監督を吉田直(のぶる)が担当しました。

電信室は半地下式の建物で、正面と背面を石張で仕上げ、内部には通信業務を担う発電機室や送受信機室などが設けられています。

旧佐世保無線電信所施設は、わが国現存唯一の長波無線通信施設として、高い歴史的価値が認められています。また、大正時代におけるわが国最高水準のコンクリート技術を示すものとして、土木技術史上においても重要であるとされてます。